果樹

ブドウの登熟のはなし (ヨーロッパ編)

Img_2089_1_1        Vitis `Baladi'

‘バラディー’は中東発祥の「欧州種」のブドウです。

「欧州種・ヨーロッパ種」は「アメリカ種」や‘巨峰’など

の「雑種」に比べ登熟するのが遅いです。

 登熟とは今年伸びた新しく軟らかい枝がしっかり栄養を

貯めて固まって、緑色から茶色に変わり木化することです。

新梢が基部から先端へ順次登るように成熟することから

こう呼ばれます。

Img_2086_1_1                 Vitis `Baladi'

2枚目の写真は今日の‘バラディー’の先端の枝の様子

です。

普通は12月に入るとブドウは生長を止めますが、

まだ緑色をした葉があり枝も明るい紫色で成熟して

いません。

今の時期に、この様な状態の枝の部分は登熟すること

なく寒さで枯れて腐ってしまいます。

「欧州種・ヨーロッパ種」はもともと登熟が遅い傾向が

ありますが、それ以外の原因で登熟が遅れる場合が

あります。

・肥料(とくにチッソ)が多い

・実のつけすぎ

・日光が充分にあたっていない

など

Img_2088_1_1         Vitis `

Baladi'

3枚目の写真は登熟した‘バラディー’の枝の部分です。

今の時期に登熟していない枝はもうダメなので、登熟した

部分で剪定をします。

ブドウの落ち葉には病原菌がいるので来年の防除のため

拾って残さないように捨ててください。

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山葡萄の紅葉がステンドグラスのように

Img_2028_1_1            Vitis coignetiae

光に透けて見える色

奥の葉が輝くようです。

ヤマブドウは葉が大きくダイナミックに紅葉します。

写真の株は8号鉢植えでコンパクトに育てていますが、

醸造用ブドウのように2~3芽を残す短梢剪定をしている

せいか花が咲きません。

実をつける為には新枝を長く残す必要がありそうです。

Img_2027_1_1          Vitis coignetiae

ヤマブドウで1本でも生る品種もあるようですが、

ふつう実を生らすためにはオス木か開花期の合う

ブドウの木が必要です。

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山ブドウの紅葉は長く楽しめます。

Img_2022_1_1          Vitis coignetiae

山の木々の中でも紅葉が美しいことで有名な

ヤマブドウです。

もっと真っ赤になります。

夏の日光が強かったため葉が巻いていますが

今年も綺麗に色付き始めました。

色付いてから落葉するまで結構長く楽しめるので、

ツル性植物の中でも庭植におすすめです。

山葡萄の実は酸っぱいので、糖度の高い品種を

植えると実もそのままで楽しめます。

すでに酸っぱいヤマブドウを植えてしまったという

方も干し葡萄にするとおいしいです。

暖地での栽培は年間を通じて西日を避け、夏の間

午後に直射日光が当たらない所へ置けば簡単です。

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オリーブの実と読書の秋

読書に適するときを「三余(さんよ)」といいます。

即ち、雨の日(時の余り)・夜(日の余り)・冬(歳の

余り)の事です。

ここに‘秋’は入っていません。

P1000555_1_1        Olea europaea `Mission'

Olive`Mission'の果実です、まるでサクランボの様ですが。

色付き始めました、熟すと殆ど黒色になります。

実が生った木の姿は綺麗です。

‘ミッション’はアメリカで品種改良された食用・オイル用

に利用できる兼用種です。

実は大きく長さが2cmあります。

P1000556_1_1        Olea europaea`Mission'

これでも摘果したのですが、今年は別品種が咲いた

こともあって実が沢山生りました。

オリーブの実生苗は脆弱だそうですが、去年芽が出な

かったので今年も種を蒔いてみようと思います。

オリーブは挿木も難しいです。

小さな盆栽にしたいのですが、園芸店に売っている

小さなオリーブの苗は盆栽にするには不格好な上に

高いです。

増やし方は日本では挿木がほとんどですがヨーロッパ

のオリーブ園ではオリーブの原種に接木することも

あるそうです。

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秋 葡萄 紅葉

P1000549_1_1           Cabernet Franc

ワイン用ブドウ‘カベルネ・フラン’の紅葉です。

なぜか木全体が紅葉せず、下の葉から順に色付き

落葉してゆきます。

世界遺産のサンテ・ミリオン地区でも栽培されている

品種です。

メルローやカベルネ・ソーヴィニヨンとのブレンド用に

よく使われますが、この種メインやこの種オンリーの

有名なワインもあります。

アイスワインの原料にもなっています。

来年は植え付けから3年目なので実がなります様に。

醸造用ブドウは栽培が生食用より簡単なので、

家庭果樹にお勧めです。

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フェイジョアの葉がキレイな話し

P1000534_1_1            Feijoa

‘フェイジョア’とか‘フィジョア’と呼ばれる

トロピカルフルーツです。

黄土色に鮮やかな緑色の葉が映えます。

トロピカルフルーツのわりには耐寒性があり

関東地方の暖かい所では戸外で冬を越せます。

食べたことはありませんが、果実はとてもおいしい

そうです。

一時期ミカン農家が蜜柑の売り上げが落ちたときに

栽培環境が合うフェイジョアに転作しようとしましたが、

緑色の果皮が見た目で消費者に受け入れられず

失敗しました。

一口でも食べてもらえたら結果は違ったのでしょうが・・・。

キウイも相当見かけが悪いのですが、こちらは

同名のニュージーランドの国鳥の人気のおかげで

成功しました。

フェイジョアは今では百貨店の果物コーナーでしか

お目にかかれません。

フェイジョアを知らない人は絶対買わないだろうな~と

思いながらいつも眺めて買っていません。

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オリーブの実は地中海の風を

Img_2028_1_1        Olea europaea `Mission'

「せいぜい小豆島だろう」と言われそうですが・・・。

しかも‘ミッション’はアメリカ種だし。

‘ミッション’は1本でも結実します。

今年は別品種が近くにあったので一箇所に2個実が

付いているところもあります。

‘ミッション’は葉の表の緑色と裏の銀色のコントラスト

が綺麗で直立性の樹形が特徴ですが、小さな木では

枝が多く発生しません。

その点、よく売られている‘ネバディロブランコ’は幼木の

頃から枝がよく茂り、剪定で樹形が作りやすいです。

オリーブは風害に弱いので植えるときは必ず支柱を

します。

オリーブの古木には素晴らしい風格がありますが、

日本でオリーブが栽培されるようになってから100

年ぐらいなので、日本には古木は存在しません。

日本ではオリーブアナアキゾウムシの被害もあるので

なかなか大木に育てるのは難しいようです。

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レモン・シシリアン の夏枝

Img_1978_1_1       Citrus limon `Sicilian'

トゲなしレモン‘シシリアン’の新芽です。

春に伸びた後、夏に伸びる枝です。

この時期に伸びる枝葉は気温が高いので

順調に綺麗な形で生育します。

 レモンの葉の奇形ですが、春の葉に多いようです。

低温の影響でしょうか。

当然カンキツ類にもウイルス病があり、ウイルスに

よる奇形もあるそうですが情報が少ないです。

葉が極端に船のような形になったり、一箇所から

枝が叢生したり、樹勢が弱い、果実の色がまだら

になったりしない限り、そんなに心配する必要は

無いようです。

 Lemonは外国では良いイメージが無いようで、

「すっぱい」といったマイナスイメージが強いようです。

レモンという単語ははダメな事柄の代名詞に

使われます。 

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スモモ の季節

Img_1984_1_1        Prunus salicina `Sai no hime'

スモモ(プラム)‘彩の姫’の果実です。

大好きな「すもも」の季節がやってきました。

庭を歩くと甘酸っぱい香が漂ってきます。

スーパーや果物屋さんのスモモしか食べたことの

ない人には理解できないでしょうが、完熟のスモモ

は世界で一番おいしい果物です。

それも自然に落果したものが最高です、

みずみずしく甘く、わずかな酸味が絶妙です。

木の下にネットを張って落ちてくる実を受けています。

鳥も狙っているので寒冷紗を被せています。

‘彩の姫’は自家結実性があるので実はよくなります。

今年は相当摘果したのですが、それでも実を残し

過ぎています。

実が多すぎると小果になるだけではなく、最悪の場合

熟さなくなります。

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ユズに実が生りました。

Img_1931_1_1         Citrus  junos

蜂が来ないので心配していましたが、9個の

実が生りました。

大きさは1.5cm程です。

 葉にハダニが付いています、最近のハダニは

農薬に対する耐性を備えているのかひつこいです。

ハダニに対し農薬を散布する場合、違う種類の

ハダニの農薬を必ずまくようにします。

そうしないと耐性がついてしまい農薬が効かない

ハダニを大量生産し近所に迷惑をかけることに

なります。

ハダニの予防には水遣りの時に葉水をかけます。

 沢山必要な農作物は農家さんにまかせて、庭には

柚子のように少し料理に添えるものを植えると季節感

が感じられます。

写真の木頭柚子は2001年3月に植えました、

鉢植えです。

自根が出た為、実が生るまで時間がかかりましたが、

カラタチ台木のものは柚子でも3~4年で2から3個

実を生らせます。

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